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韓国の飾り結び「メドゥプ」に魅せられた、紐結びクリエーター・講師のホームページです。

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​結びに夢中~講師紹介

韓国結びメドゥプ講師の神村妙路です。

ヨン様がもたらした韓流ブームよりも前。

SMAP草なき剛が演じた「チョ・ナンカン」というキャラクターと番組での韓国語に興味を持ち、ちょっとやってみようかとテレビを見ながら学習を始めたら、これが見事にどストライク! 寝ても覚めても韓国語の毎日になりました。

 

ある日、聞き取りの練習にと日本初放送の「チャングムの誓い」を見ていた時に、主人公が無くした装身具についていた赤いものに気が付きました。あれは何?、子供時代のチャングムが父親から貰った時も付いていた? あの赤いのが気になって気になって調べてみたら、韓国の女性が民族衣装に着ける装身具でノリゲと言うもの、それらはメドゥプという伝統工芸の手法で、1本の紐で様々な模様をつくると知りました。

いつかこのメドゥプというものをやってみたいなぁと漠然と思いながら歳月は過ぎて・・・

もう韓国語の勉強はしんどいなぁと思い始めた頃にやっと、あのノリゲを思い出し、北村の東琳メドゥプ博物館で初メドゥプしました。

メドゥプという伝統工芸を知ってから、6年が過ぎていましたが、韓国語に出会ったときと同じ、どストライクでした。

 

当時、日本で習いたくても専門的に教えているところはなく、それならばと、今度はメドゥプ留学。

基礎から韓国で習い、朝から深夜まで紐を結ぶ日々を過ごしました。


2010年
 メドゥプ博物館 (ソウル) 教育コース修了
2011年
 プリッ文化センターメドゥプ講座 (ソウル) 
   中級班~師範班~研究班 修了
2012年
 MADI西洋メドゥプ協会 (ソウル) 高級 修了
 メドゥプ研究所 研究班 受講 (ソウル)
2013年・2014年
 Gallery 結 研究班 受講(ソウル)
2015年
 NPO法人つづきMYプラザ つづきまつり体験講師
 つながるハングル渋谷サロン 1Day Lesson講師
 よみうりカルチャー横浜・川崎にて定期講習
 韓国茶OGADAにて韓国文化セミナー体験講師
 ひろろば語学院横浜関内校にて文化体験講師
 あにょはせよ?メドゥプ体験会 IN 仙台 講師
 その他、結びに夢中WorkShopなど多数活動
2016年
 よみうりカルチャー横浜 / 川崎にて定期講習
 ひろろば語学院横浜関内校にて文化体験講師
 横須賀カルチャーメドゥプ体験講師
 FacebookにてオンラインWorkshop開催
 その他、大倉山にてWorkShopなど多数活動
2017年
 よみうりカルチャー横浜 / 川崎にて定期講習
 あにょはせよ?メドゥプ体験会 IN 大阪 講師
 浦安市高須公民館主催 韓国結びメドゥプ体験講師
 ヨコハマハンドメイドマルシェ 韓国結びメドゥプ体験講師
 Facebook定期オンライン講座開催

2018年
 よみうりカルチャー横浜 / 川崎にて定期講習
 FacebookにてオンラインWorkshop、定期講習開催
 その他、都内出張講習、横浜にて定期講習、単発講習

 など多数
2019年
 更なるレベルアップのため韓国にて履修.

2020年

 新型コロナウィルスのため留学中断.

​ オンライン講習と横浜での対面講習をしています。

講師略歴

ソウル無形文化財第13号メドゥプ匠技能保持者 盧美子(ノミジャ)先生に師事
  基礎班・研究班の講義・実習を履修・修得


韓国草葉文化センター
 メドゥプ工芸講師資格1級 No.19-0977取得

講師の今・・・

そして今。

作品を結ぶよりも講習で忙しい毎日です。

たくさんの方々に助けられ、生徒さんも増えました。

メドゥプはボードやピンを使わず、指に紐を絡めて結ぶ伝統工芸です。

型紙も土台もなく、簡単なものではありません。

でも簡単でなければ、楽しむ人は増えません。

講師としては、少しでも易しく分かりやすく伝えられるようにと、様々な工夫をしてきました。

特に上級の結びは、たた結んで見せるだけでなく、図解を用いた結び方手順書を用意するなど、講習準備を重ねてきました。

メドゥプはまだまだマイナーな手芸で、専門で教えているところは少ないです。

地方の方から「習えるとこが近くには無い」という声があり、若い頃、私も地方住まいだったので、その悔しい気持ちがよく分かりました。

 

何か解決策がないだうか・・・試行錯誤の末、2017年3月からFacebookを利用したオンライン講習を始めました。

動画を見るだけで結べるようになるのか?と疑問を感じると思いますが、実際にお会いしての講習よりも、繰り返し結び方を見れる、講師の手が大きくはっきりと見える、いつでも何回でも確認できるとご好評を頂いています。

でも、これで満足はしていません。

​もっと分かりやすく、もっと多くの人が楽しめるように、そしてメドゥプ人口がもっともっと増えるように活動しています。

メドゥプってなに?

メドゥプは直訳すると「結び目」という意味になります。

それは蚕から絹糸を作り、染色をした糸で組紐の作業をして紐を作ったり、房を作ったりする、そのすべての工程を「メドゥプ」と言います。

いま世界中に様々な結びの方法があります。
その代表的なものとしてマクラメ、ロープワーク、日本には花結び、飾り結び、アジアンノットなど様々なものがありますが、それはすべて昔、中国から始まったと言われています。

中国結びはボードとピンを使って紐を固定させて結ぶ方法です。
それが中国から直接、伝わって日本では同様にボードとピンを使う飾り結びやマクラメが発達しました。

 

それに対して朝鮮半島に伝わった結びは、ボードやピンは使わず、指に紐を絡めて結ぶという独特の手法を作り上げました。

これがメドゥプの大きな特徴です。

韓国のメドゥプの歴史は三国時代・高句麗時代を経由して、朝鮮王朝時代に用途が多様化し、生活全般に広く装飾用として愛用されました。
その生活の中でも装飾用メドゥプを更に美しく飾ろうと、材料に絹糸を用いて美しい色に染め、複雑な工程を経て作られるようになりました。
材料にした絹糸は当時、とても貴重で高価だったため、次第に王族や貴族階級で使われることが多くなりました。

当時の装身具としてのメドゥプには、ノリゲ・房・男性用のベルト、巾着袋の飾り、室内装飾など様々な様式のメドゥプがあります。

この中でも代表的なノリゲと巾着袋をご紹介します。

チマ・チョゴリにつけるノリゲ

ノリゲというは、女性が民族衣装を着た時に付ける装身具で、形や材料、用途や季節によってその種類が大変に多いです。
ノリゲはメドゥプと一緒に宝石も用いられ、その宝石の大きさや種類によって礼装用と普段用に区別されます。

下写真の右端にある大きな宝石がついたノリゲは、大三作(テサンジャク)ノリゲと言います。 

赤・黒・黄の三原色を基本として、多彩な色でメドゥプを結んで、その紐を垂らしたナッチパルスルとういう房をつけたノリゲ3点です

この豪華なノリゲに使う宝石は、蝶のような形をした玉(ギョク)写真中央と、左側の琥珀と右側の珊瑚です。
琥珀は病気の予防・治癒を意味し、珊瑚の枝は子孫繁栄、珊瑚の赤は厄除けを意味します。

玉(ギョク)で作った蝶はその羽の形を2匹あわせると88に見えることから、長寿を表すと言われ必ず2匹の蝶を使います。

このように立派なノリゲは大変に高価なもので、これを付ける事が出来たのは宮中の礼装の時。つまり王族の中でも身分の高い女性がつけることができました。

そういう高価なノリゲに対して、一般庶民はどうだったかと言うと、装飾だけでなく実用的な面も兼ね備えたノリゲを使っていたそうです。

朝鮮王朝時代に描かれた女性の絵の中にノリゲがあります。

上写真左にあるふたりの女性の絵。この左側は「美人図」という有名な絵です。

この女性は髪型を大きく盛り上げていることから、当時キーセンと呼ばれたホステスであると推測できます。

手に持っているのは玉の形をした宝石を3個連ねたノリゲで、このように石が付いていることから、高級なノリゲとつけていると言えます。


その右側の絵には、小刀がついたノリゲを付けた女性が描かれています。
一般的には銀を用いた単体のノリゲが多く、女性たちが日常必要とする針や刀、香、韓方薬などを携帯する役割を担うノリゲは、装飾性と実用性を兼ね揃えた装身具となりました。

上写真中央上段。こちらは韓国ドラマ「チャングムの誓い」に出てきた主人公のノリゲです。
ドラマの中でこのノリゲは父親の手作りで、携帯用の墨と小筆、香袋と小刀などが付いた実用的なものでした。

当時、ノリゲに付けた香り袋は、ただ香りを楽しむのではなくて、麝香(じゃこう)を主に入れ、外に出たとき蛇が近づかないようにしたり、緊急の時はすり下ろして飲むなど薬としても使われたそうです。

小袋には、急に針仕事が生じた時のため、携帯用の針入れの役割もありました。
小刀を付けたノリゲは、保身用として女性の貞節を象徴するものと言えます。

韓国の民族衣装にはポケットがありません。

そのため実用と美を兼ねた装身具として巾着袋を作り男女の区別なく体につけ、形・装飾・用途別、またはその素材別に使われたメドゥプと紐の種類も多種多様になりました。

上写真の中央下段に真珠を散りばめ、メドゥプを施した豪華な巾着が載っています。
同じ巾着袋でもこのように豪華なものは、やはり王族や身分の高い貴族階級で使われました。

​このように生活の中に溶け込んだメドゥプは韓国伝統工芸として、現代に受け継がれています。

​参考資料 / 韓国文化財保護財団発行매듭、高麗美術館報第106号他

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メドゥプってなに?
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