19年留学中、クラスメイトから貰ったシルク紐.
習いながら組んだもので、偶然、私の色と同じでした。
私の作業環境が狭く、長い糸の準備が出来なかったこと.などあって、突然「これオンニにあげるよ」と。
日本製品などあれこれ買い集めて持って行ったお礼だとも。
有難く頂戴したものの、私のあまりに力不足な房のせいで、紐をくれたクラスメイトに申し訳なくて。
いつか作り直してこの綺麗な紐に似合う房を付けねばと思ってました。
お直し前のノリゲ
先日、生徒さん達と一緒に染色したのがこの色で、いつもより濃く綺麗に染まったので、その糸で房作りを始めたのが12月中旬でした。
糸を引き揃えたら房用の糸撚りをします。
作業中は両手が塞がっているので、終わったときの糸の写真です。
次の作業に進む前に、前回の房を解体して作業の練習と確認。
一番、気になっていた房糸の数。
習ったのはとても太くて、飾り結びよりもボリュームがあり、下膨れな感じで似合わない(笑)
なので今回は、ちょっとスリムにしてみたら、いつも上手に出来なかった房頭がスッキリ!!
本数を決めて、いよいよ本番。
撚った糸を房台に掛けて作業します。
一瞬も気を抜けません。
どれか一本でも失敗したら、繋がってる隣へ隣へと影響します。
1本ずつチェックして、本数を数えて、必要な本数が準備できたら、これらを筒状に。
ここも大事な工程で、太さが違ったらチグハグになってしまう。
筒状になったら金糸巻きの下準備。
房糸が重なっては駄目なので、1本ずつ確認して位置を直していきます。
ここは根気が必要。
緊張してるのもあって、私は1日1本しかできなかった。
次に金糸と一緒に使う色糸の準備.
これも手を抜くとサイズが揃いません。
気合を入れて糸を更に撚ります。
こうして下準備が出来たら、いよいよ金糸巻き。
まずは前回の房を使って練習。
今回のサイズに合うように、というより自分の好みのサイズに変更。
巻いては解いての繰り返しをして、納得のサイズを探しました。
金糸巻きは1日にポンスル1本のペースでした。
急ぐと疲れで失敗するという教訓から(^^;;
以前より手指の力が無くなっていると実感。
しっかり巻いたつもりがスルリと外れてしまったり(泣)、何度も巻き直しました。
1本目は綺麗に巻ければそれでOKだけど、2本目3本目はそれだけでは駄目。
綺麗に巻けてることと、1本目と同じサイズになってなきゃならないので、糸1本の違いもできず超緊張。
やっと3本巻けた頃には1月下旬になっていました。
実はこの3本でも細かいミスはあり、納得していません。
気力が回復したら、巻き直すかも?という気持ちと、
もうこれで仕上げてしまおうよ~という気持ちと混ざって複雑。
飾り結びのカラッチの色を変えて、頭の部分の小さな金糸巻きもやり直し。
画像は金糸巻きの直す前(右)と直した後(左)
前回の房と比べてみました。
間違いなく、今回の房の方が綺麗♪
ね、違うでしょ(^^;;
前回、なぜこんなにひどい状態だったのか・・・
というより、前回よりも作り易く良い方法を見つけた、というだけです。
そして、こうなりました。
やはり納得できてない個所が目について仕方ない(-"-)
その部分はまた次回のお直しということにします。
-終わり-
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